皆さまこんにちは。精研俳句の会です!!
数日は春が一歩近づいて来たような天気です。
能登の復興も日に日に良くなり、インフラ整備が急ピッチで進められて
いるそうです。まだまだ、あちこちで家屋が倒壊したままの状態です。
これからが復興本番です
「能登はやさしや土までも」
能登には「能登はやさしや土までも」という言葉があります。
能登は人はもとより土までも優しい(柔らかい)という意味で、また能登の人は素朴で
温かいと言うような意味で使われます。
能登の厳しい風土だからこそ、力強くお互いに支えあって生きていくとの、決意の言葉でもあります。
あるコラムより。
昔から森が豊かな能登。
万葉歌人の大伴家持はこんな歌を残したそうです。
「鳥総(とぶさ)立て 船木伐(き)るといふ 能登の島山 今日見れば 木立茂しも 幾代神(かむ)びぞ」
鳥総とは木を切った時にその梢(こずえ)を株に立て、山神を祭ったものという。そう祭っては船木を伐り出す
という能登の島山。木立は茂るが、幾代を経ての神々しさなのか−といった意味という
山に神がいるのならば、やさしき地のために早く鎮めてほしいものです...。
今週の1句
震災に
雪より深く
心病み
天平地異に
幾度泣き笑い
人生歩歩(ふふ)